月夜は人を弱くする

弱く、っていうのは感傷的って意味で。今日は木曜日になると決まって出てくる悪い癖に、ここのところ続いている体調不良も手伝って予備校に大遅刻していきました。まだ閉まっている図書館の返却口に延滞していた本を入れて、いつもよりだいぶゆっくりめに自転車を漕いで、顔馴染みのいない電車に揺られて着いた駅の、目と鼻の先にある目的地に背を向けてエキナカの本屋で立ち読み。贔屓の作家先生の新刊を物色したり…なんだかんだでソウルドロップの続編を3章まで読んでしまった。毎週木曜日に少しずつ読んだらあと2週間はイケるな、なんて頭のどこかでこっそり(でも結構本気で)思ってるわたしはダメな子。自分でも気付かないくらいの何かに躓いてるときは決まって本とか音楽とかが恋しくなるんだよね。ダメな子、って分かってるけど。余裕があるなんてホントは嘘なんだ。思うようにうまくいかないことに不条理に腹を立てて家族にあたってみたり、感情に身を任せてわんわん泣きたい夜だってあるんだよ。あたしだってこう見えてまだ18歳なんだもん。全部投げ出したくなるときだってあるんだよ。でも投げださ(せ)ないのはやっぱり笑顔を見たい人がいるからなんだろうなぁ。そしてその人の前では精一杯の虚勢を張ってでも「強い」自分でいたいんだ。だってもう18歳なんだもん、大切なひとくらいこの手で守れるよ。とか柄にもなくカッコイイことだって言ってみたいんだもん。よし、とりあえずまた明日。